今日はオリジナルコンテンツの作り方について考えます。
chatGPTに〇〇についてポイントを3つに絞って教えてとか、そのコンテンツをラジオのパーソナリティっぽい書き方にしてとか頼むだけで、それなりのコンテンツが作れてしまう時代になりました。
このテクノベート時代に、一般論を軸にコンテンツを作ってもほぼ価値がありません。心に響くような自分ならではのオリジナルコンテンツを作ることができるか、人間の力の見せ所かなと思います。
コンテンツと聞くと、ブログ記事などをイメージするかもしれませんが、ある意味で普段の仕事でのアウトプットはすべてオリジナルコンテンツとも言えます。
私自身はまだまだではあるのですが、約4年前にビジネススクールでVoicyの配信を立ち上げ、毎週コンテンツを配信するなかでオリジナルコンテンツ作りのコツを少しだけ見えた感覚があります。
今日は人間がオリジナルコンテンツを作る上で、大切にしたい3つの情報の組み合わせについてお伝えしたいと思います。
3つの情報の組み合わせ
3つの情報とは、
- 知的情報:新聞やニュース、ブログ、読書からえた知識など、日常的にインプットする情報
- トライアル情報:仕事や副業の成果、プロボノ活動、ビジネススクールなどでのディスカッションといった、自分の頭で考えて実際にアウトプットした経験
- きっかけ情報:日々の出来事からふとした瞬間に知的情報やトライアル情報を思い出させる情報
知的情報やトライアル情報がきっかけ情報になる場合もあります。
この3つの情報が組み合わさってオリジナルのコンテンツができます。
きっかけ情報から0から考えるのはしんどい
例えば、私が以前、息子が散歩に行きたくて「歩くの大好き」と一言だけ私に伝える”歩くの大好きプレゼン”をした事がきっかけで、プレゼンテーションに必要な3つのポイントのコンテンツを作りました。(最強のプレゼンとは?)
プレゼンの3つのポイントとは、目的がはっきりしていること、無駄なく持てる武器を最大限発揮すること、相手と自分の関係性を把握することをお伝えしました。これは、息子との会話をもとにゼロからコンテンツを考えたわけではありません。
元々、「世界で一番やさしい 資料作りの教科書」という本を読んで、プレゼンをする時の資料作りの7つのStepの中に目的をはっきりさせるべしという知識情報を持っていました。さらに書籍に書いてある内容を普段の仕事で試した結果、相手と自分の関係性を把握した上で、自分のキャラを最大限発揮すると自分の進めたい方向に進められたというトライアル情報が頭の中にありました。
息子の歩くの大好きという情報に触れたことがきっかけで、自分の奥底にあった知的情報とトライアル情報が引き出されたことで、今回のコンテンツができあがったのです。
結局大事な情報はどれか?
ここでお気づきの方もいると思いますが、ChatGPTにはできない人間らしいオリジナルコンテンツができるかは、どれだけ生々しいトライアル情報を自分の中に蓄積できているかにかかっているということです。
同じ情報をインプットしても、それをアウトプットして何に気づきそこから何を学ぶかはオリジナリティが出るわけです。
ではこれらの引き出しを増やすために何をすべきなのでしょうか?
私自身はまずはひたすら知識をたくわえることが大切だと考えています。その際に、ただ受け身で知識をインプットするのではなく、「本当にそうか?」と自分なりの解釈も入れつつ疑いの目を持って情報にあたるということです。
読書からインプットされる方も多いと思いますが、そんな時は書籍「投資としての読書」という本が非常に参考になりますので是非手に取ってみてください。
まとめ
今日は、オリジナルコンテンツを作る上で大切にしたい3つの情報、知的情報、トライアル情報、きっかけ情報の組み合わせについてお伝えしました。ちなみにChatGPTにオリジナルコンテンツを作る上で大切にしたいポイントを聴くと
- 自分らしさを見つけて表現する
- 読者の心に響く内容にする
- フィードバックを受けて改善する
と答えてくれました。
非常に納得感のある答えと感心する部分もありますし、淡泊だと感じる部分もあります。
今日の放送がChatGPTより有意義だったかは、皆さんの判断にゆだねたいなと思いますが、インプットをしつつ、テクノロジーの力を活用しながら、自分らしさを磨くことが大切なのかもしれません。
コンテンツ作りのヒントになれば幸いです。