今回はワークライフバランスを安定させることをテーマに考えていきます。
先日、山口周さんがTwitterで「日本人はワーク・ライフ・バランスが悪い、働きすぎとよく言われるけど、本当の問題は、ワークもライフもない人が多い、ということだと思います。」とつぶやきがありました。
このつぶやきに対してわたしも同感だったのですが、その理由として、自分の頭で考えずに盲目的に仕事をしていることが原因だとだと思っています。
ワークは与えられるもの、そのために文句は言わずにライフの時間まで献上し続ける。
ワークもライフも自分の頭で良くしていこうとか、楽しみはどこか?ということを考えない状態が続くと、ワークライフバランスが崩れるというよりも、両方中身の薄いものになっていくという表現が近い気がします。ハードワークしている割にパフォーマンスが低い人がいる理由の正体はこれなんじゃないかなと思うわけです。
構造的な会社の問題
小林祐児さんの書籍「リスキリングは経営課題」にも、若手の頃は会社から仕事を提供されて各々が自分のできる資源を提供するも、役職が上がってミドル層になってからは与えられる仕事がなくなっていき、会社からはキャリア自律せよと言われる構図があるとありました。これまで受け身で仕事をしていたのにいきなり能動的に考えるのは難しいです。
ワークライフバランスを整えるための基本動作として、普段から仕事に対してもプライベートに対しても、自分の頭で考えておく必要があります。
そのために意識したいポイントを3つお伝えします。
- 目標達成志向の醸成
- 興味の幅を意識的に広げる
- 無理やり残業をやめる
がむしゃらに頑張らない
一つ目は目標達成志向の醸成です。
目標達成に対してしっかりこだわりましょうという話なのですが、がむしゃらに与えられた目標に向かって頑張るという意味ではなく、その目標が達成されるとどんな良いことがあるのかを自分なりに言語化、もしくはイメージすることを指します。
例えば私はビジネススクールのSNSの責任者をしていますが、かなり高い数字目標を自ら掲げています。シンプルにフォロワーが増えて認知が拡大すれば売り上げがあがるという会社目線だけでなくて、私自身顧客として自社の教育サービスを受けて、このサービスをより多くの人に提供できればその人自身も楽しく前向きに仕事ができて結果として日本を良くしていくことにつながると思っています。
そのタスクの先にどんな効果があるのか、自分なりのイメージを持つことが大切です。
衰退か進化だけ
二つ目は、興味の幅を意識的に広げるです。
意識的に自分の価値観をアップデートしなければ、気づくと視野狭窄になり、今の仕事のやり方だけが正解と思い、結果的に非効率な方法で仕事を続けてしまい時間を圧迫していくことにつながります。
任天堂の元社長、岩田聡(いわたさとし)さんの書籍「岩田さん」の中で、「仕事が面白いかどうかは自分が何を楽しめるかの枠の広さで決まる」とありました。自分なりに考えて仕事を進めるために、仕事を面白いと感じられるかは一つの分岐点になります。(書評はこちら)
先週の金曜日のVoicyの放送で中村さんが少しでも興味の湧いたことを3カ月間試しにやってみる”3か月チャレンジ”が大切と言っていましたが、まさにこの価値観を広げ続けるために必要な動作だと思います。(第1064回 入社1年目からの働き方『3ヶ月チャレンジ』)
時間を圧縮するために
最後三つ目は、無理やり残業をやめるです。
ちきりんさんの書籍「自分の時間を取り戻そう」の中に時間を制限するからこそ工夫が産まれると記載がありました。
ビジネススクールで学ぶ受講生の多くが、勉強時間を確保するために色々工夫していたら、能力アップだけでなく仕事を効率的に進められるようになったと言っています。
仕事が忙しくて残業時間を削れないと言いたい気持ちは本当に良くわかるのですが、実は発想としては逆で、仕事の時間を削るという意思決定をするからこそ工夫が生まれて結果的に時間が生まれるのです。
毎日残業してほぼライフがなくてワークだけという人は、一度ノー残業デーを作って、どうすれば同じアウトプットを残業なしで対応できるか思考しても良いかもしれません。
まとめ
というわけで、今日はワークライフバランスを安定させることをテーマに考えてみました。目的達成志向、興味の幅を広げる、残業を無理やりやめる。自ら考えるを起点に考えて行動すると結果的に良い方向に好転するということに書いてきて気づきました。何かヒントになると嬉しいです。