長期休みの過ごし方について考えます。あなたは、次の長期休み、何をして過ごしますか?
旅行に行く、久しぶりの友人と会う、勉強をする、だらだら過ごすなど、色々なパターンがあります。ただ、実は、長期休みの過ごし方の満足度調査によると、満足すると答えた人は20%しかいなかったというアンケートもあります。
せっかく、仕事も休みで自由に過ごせるのに、納得した休みを満喫したという人は案外少ないようです。今日は満足できない理由と、後悔しない過ごし方について考えていきます。
満足できない理由
満足できないと感じた人の話で最も多いのは「本当はもっと違うことに時間を使うはずが、だらだらと過ごしてしまった」です。つまり何かしら理想の過ごし方があったにも関わらず、実際の過ごし方とギャップがあったということです。極端な話をすると、夏休みはだらだら過ごすと決めいる人の場合、後悔は少ないわけです。
まずは、理想の過ごし方を明確に言語化する必要があります。久しぶりの友人に会いたい、夏らしいことをしたい、仕事に役立つ本を読みたいという抽象度の高い計画よりは、大学時代の○○と会いたい、BBQは絶対したい、○○という本一冊は読むのように、できるだけ具体化しておくことが重要です。
ただ、具体的にやることを決めても実行できないのが人間です。私もすべて気合で乗り切れるようなタフな人間ではないので、主に次の二点を意識しています。
一つ目が仕組み化、二つ目は自分のご機嫌のメカニズムの理解です。
自動的に満足できるようにする
仕組み化は、理想を叶えるためのアクションが自動的にとれる状態を作ることです。分かりやすい例として、ツアー旅行への申込があります。一度申込をしてお金を払ってしまうと、よほどのトラブルがない限り、ツアーは開催されますし、理想をかなえやすいです。これは、勉強においても同じです。私が勤務しているビジネススクールで学ぶ受講生は、夏休みはちょうどレポート提出の前のタイミングになるので、皆さん口をそろえて「夏休みはレポートを創る時間があるのでありがたいです」とおっしゃります。嫌でも勉強ができる状態を作っているわけです。
ここまでの仕組み化が難しいという場合も、近くのカフェに勉強道具だけを持っていくなど、仕組みとして自分の誘惑をなくすという手段もあります。過去にそもそも、カフェに行くことすら億劫になってしまうという人もいました。その人はカフェに行く予定時間にアラームをかけて、カフェに到着するまで毎分アラームがなるように設定し、自分を鼓舞していました。
自分のご機嫌取り
二つ目のご機嫌のメカニズムの理解とは、自分の感情に配慮する動きになります。全ての人が、モチベーション高く取り組めた日とそうでない日があると思いますが、どんな条件の時に前向きだったかを把握している人は少ないです。俗にいうやる気スイッチの押し方は、人によって異なり、いくつかの条件が重なる場合もあるので、ずっと安定して前向きに過ごすのは難しいです。
私の大学院の友人で、好きな音楽とエナージードリンクのモンスターを飲めばやる気スイッチが入る人がいますが、このように手元にある道具でスイッチを押せる人も珍しいです。
参考程度にしかなりませんが、私自身が行っている具体的なアクションをいくつかご紹介します。
一日のToDoとそれぞれのToDoにかかる時間を書き出します。この際に、かかる時間を余裕をもって予想の2倍の時間を設定します。そうすると、早く終われば時間ができますし、ToDoリストを消した後に、とても頑張ったと錯覚できます。
また、空間を変えることもお勧めです。カフェに行って、スマホの電源はオフにして、余計なものは持ってこないようにします。
最後に、一日の後半に楽しみな予定を一つ入れておくです。漫画を読むでも、映画を見るでも何でもいいですが、ご褒美を設定しておくことで、もうひと踏ん張りできたりします。
まとめ
今日は夏休みの過ごし方について考えました。結論、どんな過ごし方でも良いと思います。去年のゴールデンウィークでは”鬼滅の刃”を全巻読むという計画を立てて、夜な夜な呼んでいましたが非常に充実感がありました。自分なりの目的、仕組み、機嫌の取り方を探してみてください。