時間密度最大化タイパ戦略

近年若手を中心にタイパを意識した働き方が流行になっています。

アニメや映画を2倍速で見るなど、プライベートの過ごし方がこれまでの価値観と異なるといったことが取り上げられがちですが(こちら)、個人的にはこのタイパの考え方を仕事やプライベートにうまく取り入れることで年齢問わずより有意義な時間の過ごし方ができると考えています。

質の高い時間の過ごし方への意識を、その瞬間に1番やる気のある作業をすることが最も効果的だと捉えて過ごすのはどうかというそんな提案です。

”自分のやる気に合わせて仕事を進める密度最大化タイパ戦略”についてお話をしていきます。

RPGで弱い敵には消費が少ない弱い魔法を使って倒して、強い敵には消費の多い強い魔法を使う、そんなイメージです。


自分のやる気を最大化しつつその瞬間のやる気に合わせて過ごすために、押さえておきたい3つの観点があります。

向き不向きより前向きに

1つ目は自分が楽しめる作業は何か?です。

楽しめると表現しましたが苦にならない作業は何か?に置き換えてもかまいません。

人によってエクセル作業やパワポでの資料作成、社内システムの操作など色々あると思います。

私の場合は、ブログやVoicyパーソナリティのようなコンテンツを作る作業は楽しめる作業に入ります。

脳みそのCPUを節約しよう

次に2つ目は、脳みその体力を著しく消費する作業は何か?です。

一つ目の楽しめる作業以外は脳みその体力を使うと思うかもしれませんが、必ずしも一致しないので注意が必要です。

例えば先ほど私はコンテンツを作るのが楽しい作業とお伝えしましたが、同時に脳みその体力を使う作業でもあります。逆に私は事務処理はあまり好きではない作業に入りますが、脳みその体力はあまり使いません。

楽しめる作業かどうかは関係なく、その作業をし終わった後に頭に疲労感が残る作業は何かをピックアップします。

あなたは朝派?夜派?

そして最後3つ目は自分の集中力のピークタイムです。

人によって早朝とか午前中、夕方のコーヒータイムの後、深夜など違うと思いますが、自分が集中している気がする時間をピークタイムとします。

楽しめる作業、脳みその体力を著しく消費する作業、ピークタイムが分かったら、自分が朝起きてから寝るまでの時間の中で、いつ何をすることが自分にとって一番都合が良いかを考えます。

この際に個人的におすすめなのは仕事とプライベートの時間を区切って考えるのではなく、起きている時間すべてをフラットにとらえて、仕事とプライベートのタスクを埋め込んでいく方法です。

仕事とプライベートを分けない方がプライベートが充実する

例えば私の場合は、朝仕事に行くまでに、洗濯物と息子に朝ごはんを食べさせて保育園まで送るという作業があります。

この作業は特に集中力がなくても実施できますが、私のピークタイムは朝起きてから1時間30分くらいしかないので、朝7時に起きてしまうとピークタイムをすべて集中力がなくても実施できる作業にあててしまうことになります。

なので、なるべく朝は早起きをして、本を読んだり、ブログを書いたり、コンテンツを作るなど集中力が必要な作業をしています。

さらに、この際に何をするかを事前にガチガチに固めるのではなく、その時に一番楽しめる作業を選択します。

読書一つとっても、常に数十冊積読本を用意していてその時に読みたいと思った本を手に取るようにしています。読みかけの本があろうがなかろうが、その瞬間に一番気が乗る本を選ぶことで、サクサク読めて内容も頭に入りやすい感覚があります。

仕事が始まっても同様に、その日やるべきタスクは前日までに整理をしていますが、どの順番でやるかはその時の気分で多少前後させながら進めるようにしています。

お昼ごはんの後はどんどん集中力が下がっていくのですが、午後の時間はMtgを入れるようにしています。

Mtgは人と会話をするので眠気が来ずに、強制的に集中できるように感じます。

なぜ村上春樹は午前4時に起きるのか?

成功者たちが早起きをおすすめしているのは、多くの人が起きた時間がピークタイムでその後段々と脳みその体力が落ちていくため、早起きによって朝のピークタイムの時間を作り、その時間で最も集中力を発揮する作業をあてがうことがメリットがあるからだと思います。

せっかく早起きをしてピークタイムを作ったのに、簡単にできるタスクの時間で埋めてしまうのはもったいないです。

ドラクエで言うところのスライムに対して強い呪文を唱えてしまって、後半に出てくるボス戦の時に魔力が残っていないのと同じとも言えます。

日曜日を有意義に過ごそうと思ってできない一番の理由は朝をダラダラ過ごすからじゃないかと思っています。

ちなみに「天才たちの日課」という書籍の中で作家 村上春樹さんの過ごし方が紹介されていますが、午前4時に起き、5,6時間ぶっ通しで仕事をして午後はランニングや水泳をし、本を読んだり音楽を聴き夜9時に寝るという日課を365日休みなく繰り返しているそうです。

まずはタスクの順番の入れ替えから

今回は、密度を最大化しながらその瞬間をどう過ごすのかについてお話をしました。全員が村上春樹さんのように自分の都合に合わせて過ごすことはできませんが、その日やる作業の順番を組み替えることは多少なりともできるのではないかと思います。

楽しめる作業、脳みその体力を奪う作業、自分のピークタイムを把握してあなたらしい時間の過ごし方ができれば嬉しく思います。

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