2022年がもうすぐ終わります。皆さんにとってどんな一年だったでしょうか。今年は、3月にMBAを卒業し、ほうっておくと勉強する習慣がなくなりそうな危機感があり、年間100冊読書を目標に掲げていました。ブログのプロフィールに年間100冊読むと記載していますが、実際にちゃんと100冊読めたのは今年が初めてでした。2023年の目標の一つに読書を設定する人も多くいると思うので、参考になればと思い、100冊本を読んでみてわかったことをお伝えします。(※80%がビジネス書です)
やろうと思えばだれでも100冊読むことはできる
私自身、数年前まであまり本を読んでいませんでした。年間10冊くらいしか読んでいなかったと思います。ここ数年で、必要にかられて本を読むうちに読書が習慣化されていきました。前向きに読書が楽しいと感じるタイプではなかった自分でも100冊読めたので、誰でもできるものだと分かりました。10月までは思い通りのペースで読めませんでしたが、終盤に空き時間の多くを読書に投入することで読み切ることができました。一冊3時間かかるとすると、年間300時間。よく考えると1日1時間あればできるので、実は日々意識すればそんなに難しいことではありません。
100冊読むこと自体に意味はない
ただ、たくさん本を読んだ分能力が上がったか?と問われると全く自信がないです。確かにうんちくはたくさん増えたので、普段の会話の中での引き出しは増えましたが、仕事のアウトプットまで直結できた本は多くありません。どんな本が仕事に活かせることができたか考えると、大きく以下の2パターンでした。
- 読む前に仕事の課題がはっきりとしており、その課題解決のために読んだ本
- 読み終わった後に、Voicyやブログで自分なりに言語化した本
言い換えると、「目的意識を持って読む」「自分なりにアウトプットしてまとめる」をすることが自分の血肉にするために必要ということが改めて分かりました。去年よりもたくさん本を読んだにも関わらず、読書からの学びが大幅に増えなかった感覚があったのは、ビジネススクールでひたすらアウトプットに繋げるための読書をしていたからだと気づかされました。
2023年は読みっぱなしになっている本の学びを言語化するところから始めます。言語化する時は、「早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚! 」読書法」のフレームを活用しています。読書後の定着に課題を感じている方は是非手に取ってみてください。
動機は不純なほど頑張れる
また気づいた点として、「100冊読めたらなんかかっこよい」という不純な動機が案外自分の力になったということです。自分の学びのためにとか、仕事のアウトプットのためにといった真面目な目的だけなら途中で挫折していました。資格勉強やダイエットや運動など、継続的に頑張りたいことがあるときに、あえて不純な動機を言語化した上で臨んでみるといざという時に踏ん張れるかもしれません。継続性に自信のない時はモテたい、かっこつけたい、どや感をだしたいなど、自分の欲望に正直になってみてはいかがでしょうか。
まとめ
年間100冊読んで分かったことをテーマにお伝えしました。大事なことは当たり前ですが目的意識です。本を読むこと自体には意味はないです。ただ、一旦100冊読んでみることで、「本を読まないといけないのに時間が創れていない、、、」という毎年駆られていた焦燥感から解放されたことは一つの収穫です。これからは本に読まされるという受動的な読書ではなく、自分のペースで自分の目的のための能動的な読書がしやすくなる。そんな期待感を持っています。2022年もこちらのブログを読んでいただきありがとうございました。また2023年もよろしくお願いします。また書きます。