名プロデューサー佐久間宣行さんの仕事術が詰まった一冊。
私が心に残ったのは以下の通りです。
「コント 嫌いな人」を作って嫌な出来事をコンテンツ化
嫌な出来事は心を蝕みます。ただし、客観的に見ることができれば、冷静になることができ、それを学びにも、自分のコンテンツにもできます。「この嫌な時間を出来事をどう笑い話にしてやろうか?」とフツフツと思いながら過ごすと一石二鳥です。
私自身もコンテンツの源のほとんどは日々の怒りだったりします。酒の席で怒りをぶちまけるとただの愚痴ですが、コンテンツ化できればそれは財産になります。
陰口はダサい人の酒の肴
頑張って成果を上げると面白いプロジェクトにアサインされますが、陰口を言ってくる人もいます。精神をすり減らすこともありますが、陰口を言う人はただの酒の肴にしてるダサい人と思えば精神衛生上ラクになります。自分も陰口はダサいと思うことで周りに愚痴を言う頻度を下げることにもつながります。
ポジティブなフィードバックを真に受ける
ネガティブなフィードバックは話半分にして、ポジティブなフィードバックを真に受けて突き進むと得意を伸ばすことができます。大いなる勘違いをして突き進む。大抵のことはできるはずなのに、知らず知らずのうちに自分に制限をかけている人がほとんどです。やってみると意外とうまくいくことも多く、やってみて楽しければそれだけで才能があると言っても良いと思います。
自分の器と今の立場が合ってなくてイライラしている人は化ける
チームを組むならこんな人と組むのがベストのようです。己の爪を磨き、イライラしている人に仕事を作れるとすごいことができるとのことです。私自身もイライラしていた時期がありました。個人的に、働く人を選ぶのが一番だと思います。ただ働くメンバーが変わるだけで、一気に花開くことがあります。周りにそんな人がいたら一緒に働く機会を作れると良いですね。
問題児対策 架空の嫌なやつ話を捏造する
名指しせず、そんな人がいたら嫌だよねを先んじて言って釘を刺すことが効果的。その際に、「過去に〇〇な人がいてホント大変だったよ」と架空の人を創って牽制する手法もあるようです。誰も傷つけず、チームの輪を乱さない手法なので、時々使ってみようと思いました。
良い失敗は仮説がある失敗
ただで失敗してはいけない。〇〇という仮説が証明できた!と言えれば、それは財産になります。個人的にこれは、無駄な施策をよくわからないままに続けることの抑止力にもつながると思います。
PDCAのCheck項目を始める前にしっかり定めろということとも捉えることができます。
私は失敗する以上に、失敗した施策を振り返りなく続けることの方が大失敗だと思っています。仮説思考を改めて見直す良いきっかけになりました。
参考になりますと幸いです♪