今回は自分の時間は自分で守ろうがテーマです。
前職の時ですが、部長から「最近の若手の説明を聞いていると、フレームワークで整理する力が足りていないように感じる。なのでフレームワークの本を各々買って勉強してくるように」と言われたことがありました。
そこで、ネットでフレームワークの書籍を検索をしてレビュー評価の高い少し分厚めの本を購入して読み進めました。
翌日、同じ部の2つ上の部内でも成果を上げている若手の先輩に何の本を購入したか話をしたところ先輩から笑いながらこう言われました。
「加藤は真面目過ぎるぞ。今回の部長の指示はあまり深く考えたものじゃない。翌週には忘れている可能性もあるからそんなに時間をかけない方がいいぞ」
良い意味での不真面目さとは?
これを聞いて先輩はなんて不真面目な社員だと感じたでしょうか?
私は先輩の言葉を聞いて、自分の時間は自分で守らないと気づくと本来やるべきことの時間が奪われてしまうことに気づきました。
もちろん全ての依頼を断った方が良いとお伝えしたいのではありません。
他人の基準ではなく、自分の基準で効果の高い時間の使い方を意識することが大切とお伝えしたいです。
働いていると気をつけないとあなたの時間は知らず知らずのうちに奪われます。
時間を奪うクソ仕事例①価値の薄い依頼
時間を奪われる代表的なパターンは価値が薄い仕事の依頼です。
あなたの周りにもどこで活用するかイメージがわかないまま雑な依頼をしてくる人はいませんか?
依頼を受けてせっかく時間をかけて対応しても、その対価に見合わないことは実は結構あります。
どんな依頼であっても、常に仕事の目的を確認することが大切です。
また、依頼した本人が他の人から頼まれて動いており、よく分からずに動いているパターンもあります。
的確に指示を出したと思っていたらメンバーが色んなところで他のチームの時間を奪っていたということになりかねません。
依頼する方もされる側も目的を言語化するクセを身につけることが求められます。
ちなみに「コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト」の中で、頼まれた仕事をやっていないのに褒められたら一流という記載がありました。
時間を奪うクソ仕事例②価値の薄い会議
次に時間を奪われるのは生産性の低い会議です。
会議はかなりコストがかかるものです。
参加者の人数✖️会議時間以上の価値がなければ会議はすべきではありません。
何かあるとすぐにミーティングをする人はこのコスト意識が低いです。さらに、文章力が苦手な場合が多いです。
もし打合せするほどのことでもない会議に招集されたり、自分が参加しても価値を発揮できなさそうな場合は思い切って自分は会議に出る必要がないのではないかと主催者に相談してみてください。
もしかしたらあなたが知らなかった意図があるかもしれませんし、あまり深く考えずにとりあえず召集しているかもしれません。
ただ、ずっと前から行われている質の低い定例ミーティングを変えるのは一筋縄ではいきません。
自分だけ参加しないわけにもいかないので、参加はしてるけど別の仕事をしているという方も多いのではないでしょうか?
会議の質を上げるか、そもそも会議をなくすことがベストですが、自分1人の力でそれを実現するのは難しい場合も多いです。
キーマンへの働きかけが大事なるわけですが、特に報告系の会議の場合、キーマンにとっては非常に有意義な会議になっていることもあります。
自分目線だけでなく、誰にとってこの会議はメリットがあるのかないのかを把握した上でアクションを考えることが効果的です。
まとめ
自分の時間を守るをテーマに雑な依頼、生産性の低い会議をどう対応するかお伝えしました。
心優しい方は依頼した人や会議の主催者が可哀想と思うかもしれませんが、各社員一人一人が有意義な時間を過ごすことが会社の業績につながりますし、フィードバックを受けた相手も次は目的を把握しようとか、会議でみんなの時間を使うのだから事前準備をしっかりしようという意識が芽生えます。